5月27日、ホタルを見に小網代の森に。
(↑昼間の風景はこのような感じ)
到着したのは19時、引橋の入り口より入った。日曜日ということもあるのか、人はまばら、まだ空はほんのりと明るく、懐中電灯を照らさなくても足元はなんとか見える。夜の森に入るのは初めてだが、ボランティアガイドの方が所々に立ち、案内してくれるので、心強い。ホタルが光出すのは日没から30分経ってから。この日の日没は18時50分なので見られるとしたら19時20分頃からとのこと。そして、日没1時間後が光のピーク、と聞き、まずは河口に向かって歩いてみることにした。
えのきテラスに到着した頃、ようやく辺りは暗闇となった。その頃には人も多くなり、懐中電灯で足元を照らす光がちらちらと見える。えのきテラスから先は河口になってしまうので、ゆっくり引き返すことにした。やなぎテラスを過ぎたところでガイドさんから「今そこで光りましたよ」との声。言われた方向を見つめていると、少し離れた所で光が…小さな光が、ゆっくりと点滅しながら移動している。ホタルだ!
ガイドさんの話では、光の見えた辺りには池があり、今は3匹が飛んでいるとのこと。少しの間目を凝らしていると、確かに3つの光が揺れている。
その後は、あちらこちらに光が見えだした。最初は遠くの方で見えたが、その中の一つが近づいてきた。目の前まで来るとゆっくりと上昇、手を伸ばせば届きそう。こんな至近距離でホタルを見るのは初めてのこと、なんとも幻想的な風景に酔いしれたひと時だった。
都会からも近い三浦で、これだけのホタルが見られるとは、正直驚きだった。見ることができるのは、毎年5月末から6月初めまでのほんの10日程度とのこと。次の機会は来年になってしまうが、三浦での楽しみがまた一つできた。